
冬季うつ病は、「冬うつ」と呼ばれたり、
「季節性うつ病」「季節性感情障害」と呼ばれたりもします。
圧倒的に女性に発症しやすく、男性:女性=1:4以上だと言われています。
また発症時期としては秋~冬にかけて、
日照時間が短くなり寒くなってくる季節に生じやすく、
春~夏にかけて日照時間が多くなり暖かくなると自然と改善してくるのが一般的です。
症状の出現は1シーズンだけでなく、「毎年、寒くなるとうつっぽくなる」というように
周期的にうつ症状がやってきます。
一般的なうつ症状である抑うつ気分や疲労感などに加えて、
非典型的な症状も目立ちます。
具体的には冬季うつ病では過眠や過食が高率で認められることが知られています。
冬季うつ病は、他のうつ病と比べて光照射療法(光を浴びさせる治療法)がよく効く疾患です。
そのため、冬季うつ病が生じる原因として、
日照時間の低下が原因ではないかと考えられています。
http://seseragi-mentalclinic.com/
こちらのサイトでは、日照時間の低下が原因・・あくまでも、仮説として挙げられています。
一方、別なサイトでは、
冬季うつ病の発症のメカニズムとしては、
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日照時間が短くなると、通常よりも光の刺激が減り、それが原因で神経伝達物質のセロトニンが減って脳の活動が低下してしまう。
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目に入る光の量が少なくなると、体内時計をつかさどる脳の松果体からメラトニンの分泌されるタイミングが遅れたり、分泌量が増えたりして、体内時計が狂う。
光の不足により、概日リズム(昼と夜のリズム)、深部体温リズム、メラトニンリズムが送れてが乱れ、全体として生体リズムが崩れて結果として症状が発生しているもの考えられているようです。
と、こちらも明言していないけれど、日照時間の低下というのが、大きな要因のようです。
骨粗鬆症予防の話では
1日に必要なビタミンDを作るのに必要な日照時間は
那覇8分、つくば22分、札幌75分 というデータがあります。(国立環境研究所)
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2013/20130830/20130830.html
北の寒い地方で、75分外で肌を日に当てているなんて、無理ですね~凍傷になってしまう。
女性なら雪焼けが心配ですしね。
冬になると日照時間が短くなり、ビタミンDが十分生成されなくなるとされています。
最近、ビタミンDは、骨を作るのに必要なだけではなく、免疫系、メンタルにも影響を及ぼすことがわかってきていますので、ビタミンD不足が、冬季うつ病の原因というのも言われています。
これは、北海道に住む人とくに女性は、聞き捨てなりませんね。
続く
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